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勇者と魔王2

アリシア
「冷えきたわね・・・・そろそろ私も寝ようかしら」

小走りにバルコニーから部屋へ向かい、
パタン、とガラス張りのドアを閉める。





??
「はっ!みちゃおれん。まるで生娘だな」

アリシア
「!?」

アリシア
「だ、誰ですか!?」

??
(おぉ・・・・我が愛しいアイシアよ・・ワシの声を忘れるとは悲しいぞ・・・)

アリシア
「そ、その声は魔王!!!一体どこにいるのです!!」

魔王
「フフフ・・・ハハハ・・・!!」

アリシア
「姿も現さぬとは堕ちたな魔王!それでも世界を恐怖に陥れた者か!」

魔王
「アリシア・・・やはり、そなたはワシの見込んだ通りの女性のようだ・・・」

ドチャッ!!

暗闇の中、何か水っぽいものが上から落ちたような音が部屋に響く。
既に夜目が利いていたアリシアは更に目を凝らす。

アリシア
「・・・・・・・・・・ヒッ!!」

液体に近い固体のようなものがそこにはあった。
透き通った緑で、丸っこいカラダ?に生えた小さな触手。
口は無く、小さな赤い目が煌々と暗闇に浮かび上がっていた。

魔王
「ふふふ・・・・・驚いたかね?これがワシの本当の姿だ」

アリシア
「ほ、本当の・・・?」

魔王
「勇者が倒したのは私が取り憑いていたヤツに過ぎん・・・
ワシは強いモノが現れる度にそいつのカラダを手にしていった・・
敵は倒すのではなく、取り込むのが一番効率がいいというのがワシの持論でね」

アリシア
「おぞましいっ・・・!!」

嫌悪の表情をしたアリシアは吐き捨てるように言い放つ。

魔王
「くくく・・・そのおぞましいヤツにこれからそなたはカラダを奪われる事になるのだがな・・・」

アリシア
「・・・・!!!だっ!だれk・・・・・かはっ!!!!」

魔王の赤い目から魔法陣のようなものが白く浮かび上がる。

魔王
「影縛りの呪術をかけさせてもらった・・・
この姿の時は前の姿のような豪腕は持ち合わせてないが、
呪術の方には長けているのでね・・・
このように相手の動きを封じてからゆっくりと・・・カラダを奪うのじゃ・・・」

にゅちゃにゅちゃ・・・と尺取虫のようにアリシアへと近づく魔王。

アリシア
「オ、オルステッド・・・・・」

魔王
「そうそう、あやつのカラダを手に入れる為にそなたのカラダを奪う、
・・・とも考えたのだがね、もっと面白いことを考えたのだ。
そなたは中からみておれ、楽しみにしてるがいい・・・」

にゅちゃにゅちゃ・・・・・・・

カラダの動かないアリシアは、立ち尽くすことしかできない。

やがて、アリシアの足元まで来たソレは脚を這い上って来た。
ぬるぬるとしたような肌触りが嫌悪感を助長させる。

アリシア
「ヒッ・・・!!」

魔王
「女・・・それも人間の女に取り憑くのは初めてだな・・・
ヒヒヒ・・・このきめ細かい肌・・・・いいのぅいいのぅ・・・・・
世界征服の暁にそなたを妃に迎え入れる予定であったのが、予定を繰り上げるとしよう。
今ココでヒトツになろうぞ・・・・・・なぁアリシアァ・・・」

脚から太もも、股間へと到達し、更に下腹部へと上がり、
大きな胸の谷間をかいくぐってむにゅり、と出てくる。

34.jpg

胴体から生えている触手から粘液がでているらしく、
スムーズにアリシアの肢体を這い上がってきた。

魔王
「はぁ~~~・・・」

アリシア
「い・・・いやぁ・・・・ぁ・・・・」

魔王
「こちらを向いて口を開けろ」

今まで醜悪な者を直視するのが嫌でなんとか顔を背けていたアリシアだが、
意思に反して魔王の言うとおりに動く。

アリシア
「ぁ・・・・ぁ・・・・・」

魔王
「それでは一つになろうぞ・・・愛しいアリシアよ・・・」

そういうと魔王はアリシアの口へ入り込んでいく。
唇、舌、口の内側、喉の奥へと・・・・

に゙ゅに゙ゅに゙ゅ・・・・に゙ゅるるるるるる・・・・・・・・・!!

35.jpg

アリシア
「ぁ・・・・ぅ゙・・・・ぇ゙・・・・・ぉ゙・・・・・・ぇ・・・・ぉぁ・・・・・・」

ごくりごくりと喉が嘘みたいに大きく蠢く。
周りは魔王の体液などで散乱していた。
その様子が3~4分程続き、最後の魔王のカラダの部分が入り終える。

ゴプン・・・・!!



アリシア
「い、いや・・・・やめて・・・・出て・・・・行って・・・・ぉぇ・・・
あ・・・頭が・・・・・い・・・・イタイ・・・・おぷっ・・・・ヤ・・・メ・・・・
あ・・・・・・・・・・あ・・・・・!!!ひぎぃっ!!!!!!!」

びくんっ!とカラダが跳ねると頭ののコメカミの部分から悪魔の象徴ともいえる角が生える。
ぜぇぜぇと・・・・小さな肩を大きく弾ませたアリシアは前かがみになって息をしていた――が、

アリシア
「ああぁ・・・・アリシア・・・・こうしてそなたとひとつになることが出来て嬉しいぞ・・・・」

ゆっくりとその細いカラダを起こしながらアリシア――もとい、魔王は呟く。
その顔は先程オルステッドとあっていた時の顔とは違い、綺麗な顔を大きく歪ませていた。
そう、魔王がアリシアのカラダを乗っ取ったのである。

36.jpg

アリシア
「この綺麗な顔も肌も胸も口も脚も瞳も声もワシのものだ・・・あぁ・・・・・♪」

アリシアの自慢の綺麗な青い髪をかきあげながら自分のカラダをまじまじと見つめる。
思ったとおりのカラダに魔王は満足げに笑う。




アリシア
「アリシアの記憶によると・・・・近々、勇者オルステッドとの結婚の儀が行われるらしいな・・
こんな美しいボディと毎日寝れるとは、勇者も幸せものじゃのう・・・
くくく・・・・だが・・・・
新婚初夜の日の勇者の顔が見ものじゃな・・・!!
なんせ、中身がこの魔王なのだからな!ははははは!!」

声はアリシアのままなのだが、気品のかけらのない
下品な笑い声が部屋に響く。

アリシア
「――だがそれまでアリシアを装うのは面倒だな・・・・
その日が来るまで中で待たせてもらうとするかの」

そういうと一瞬でさっきまで生えていた翼や角、邪気までもが消え失せる。
支えをなくしたアリシアはガクッ、と膝を折りてそのままぺたんと座る。
宙を見る、生気の無い瞳から徐々に光が宿る。



アリシア
「あ、あれ・・・・?わ、わたし・・・・一体・・・・
寝巻きに着替えようとして・・・・あら・・・・?飲みすぎたのかしら・・・」

さっきまでの間の記憶が無いという疑問を酒の所為にして、
寝巻きに着替えるために使用人を呼び、着替え始める。
その様子は普段のアリシアそのものである。



魔王
(新婚初夜・・・・その日が楽しみだな・・・くくくく・・・)
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